時々、テレビ番組を見ていると、貴金属の買取に関する情報が発信されていますよね。特に年末の何かと物入りの時期には、貴金属を買取に出す人が急増するためか、番組が買取店に密着し、そこでの人間模様をドキュメンタリータッチで放送しています。個人的に、あの手の番組はすごい好きで、たまに見かけたときには、食い入るようにして楽しませてもらっていますよ。
で、ああいうのを見ていて思うのが、買取店は基本的には少し安いくらいの査定額を提示している、という事です。もうこれは絶対です。と言いますのも、客の中には、かなりの強者がいて、ビックリするくらいの値上げ交渉を仕掛けてくる人がいるんです。
例えば、10万円の査定額を提示したところ、「なんとか15ま円になりませんか?」とかなんとか。要は、50%ものアップを提示するわけですが・・。そんなこと、お店としては受け入れるはずがありませんよね。実際、スタッフさんの表情を見ていると、相当困っているように見受けられます。でも、あれって多分演技ですよね。値上げ交渉を受けることも踏まえたうえで、安い査定額を提示していると思うんですよね。
で、お店側は、渋々「12万円が限界です(汗)・・」みたいな感じで、もうこれ以上は無理、的なそんな演出をするのです。きっと、本当は15万円くらいまでなら、出しても利益があるんじゃないでしょうか。あくまでも個人的な見解ではありますが、それくらい余裕を持った査定額を提示していると思います。
あ、ちなみに、ここでは別に買取店を否定しているわけではありませんよ。いかにサービス業とはいえ、お店を運営していくためには利益を上げなければなりませんからね。そのあたりの事は、絶対に必要な事だと思います。そういうことを言っているのではなくて、我々買取に出す側は、一度目の査定額に納得することなく、ダメもとで値上げ交渉をするべきなんじゃないか、とまあそんな風に考えた次第であります。